40代キャリアチェンジ・キャリアアップの相談はどこですればいい?
キャリアアップの本質について、転職でキャリアアップは難しい?できる人の考え方の記事の中でこのように紹介しました。
- 自分の中でやりたいことがあって、その中でステップアップしていかなければ意味がない
- 他社に対して示すものではなく、自分自身の中の指標である
この2つを踏まえたうえで、40代のあなたがもしキャリアアップについての悩みを相談するとしたら誰にすべきなのでしょう?
キャリアアップできたと感じるのはどんなとき?
まずは自分にとって何を達成したら、キャリアアップできたと感じますか?
- 今よりも知名度のある会社に転職できた
- ポジションがリーダー職からマネージャー職になった
- 年収が100万円アップした
- 仕事上でたくさんの経験を積むことができた
- 新しい国家資格を取得できた
- 新しいスキルを習得できた
- スタートアップ企業でEXITまで経験した
- 自分自身の力で起業を実現した
キャリアアップがなぜ必要かというと、自己実現のためです。自分の理想とする場所に到達するためにキャリアプランを作成して、そこで決めたゴールに到達するための手段としてキャリアアップが必要になります。
それなのに自分のキャリアアップが何なのかを理解しないまま、悩みを相談しに行ったとしても望んだ答えは得られません。もちろん漠然とした状態でキャリアアップの悩み相談をしても、キャリアコンサルタントはあなたのキャリアプランをなんとなく理解しようとするでしょう。
しかしキャリアアップの相談は時間制で有料なので、自分にとってのキャリアアップについて考えるためにお金を使うのはもったいないです。どういった相談内容にするかを決める前に、自分にとってのキャリアアップとは何なのかを改めて考えてみてください。
キャリアアップの悩みの相談先はどこか?
次にキャリアアップの悩みの相談先ですが、何を持ってキャリアアップと考えるかによって場所は変わります。
例えば年収やポジションが上がったり、会社の知名度があったりしたときにキャリアアップしたと感じるのであれば、いきなり転職エージェントに行って、会社探しを始めても大丈夫です。
もしキャリアアップの定義が明確になっていなくて転職活動しながらも迷いが生じるようならば、転職エージェントには登録せずに、有料のキャリア相談サービスやキャリアカウンセリングを利用しましょう。
キャリア相談サービスは、1時間程度の無料体験セッションを行っている会社が多いので、自分と相性が合うかどうかを試してから本格的に利用したほうがいいです。またzoomなどを使ったオンラインでのセッションが可能か、オフラインの設定ができるかといった点や、入会金に加えて面談回数によって金額が設定されています。1回あたりの単価を割り出して、相談先を決めるのもいいでしょう。
転職エージェントは無料ですが、転職希望者に転職してもらって年収の何割かを企業からもらうビジネスなので、ゆっくりキャリアについて考える猶予が与えられない可能性がかなり高いです。また40代になると登録自体が難しくなったり、紹介される求人数も減ってしまったりするので、相談そのものが難しくなります。
キャリアアップの定義がうまくまとまらないときは?
仕事が忙しくて自分のキャリアアップについて考える時間がない場合は、いきなりキャリア相談サービスやキャリアカウンセリングを利用する手もあります。相談内容の中には、自分の強みを見つけてくれたり、はっきりしていなかったキャリアプランを明確にしてくれたり、キャリアプランの作成をアドバイスしてくれるサービスもあります。
有料キャリア相談サービスの中には数十万円の費用がかかるものもありますが、それくらいの費用を払って自分を追い込まないと現状を変えられない人もいます。費用を抑えたい場合は、シェアリングエコノミーサービスなどの活用も有効です。転職の相談に乗ってくれる5つの窓口という記事も参考にしてみてください。
40代からのキャリアアップは独立・スタートアップ企業も視野に入れて
キャリアアップについての悩みを相談して終わりではなく、すぐ実行に移すことが大切です。50代、60代になって、役職定年やリストラを迎えたあとで行動するようでは遅すぎます。
今勤めている会社の50代、60代社員の働き方は、自分が望むキャリアアップの方向性と合致しているでしょうか? 理想とする働き方を実現しているでしょうか? もし合致しているようなら会社のキャリアパスを見て、40代のうちから必要なスキルや経験を積んでいくべきでしょう。
50代、60代の社員の姿を見て、自分は同じようになりたくないと考える40代もいると思います。その場合はすぐに自分のやりたいことを見つけるところから始めましょう。
自分自身でやりたいことがなかなか見つからない人でも、キャリア相談サービスやカウンセリングなど、誰かと話しているうちやアドバイスがきっかけで見つかる場合もあります。頭で考えるだけではなく、行動を伴うことでアイディアが生まれやすくなります。
独立して新しいことを始める、あるいはスタートアップ企業に転職して短期間でキャリアアップを目指すなどの選択肢もあります。40代でスタートアップは体力的にも厳しいと思われるかもしれませんが、マネジメントなど40代ならではの役割を求められる場合もあります。
50代を過ぎると、40代では想像できない心身の衰えを感じ始める人もいます。病気のリスクも高まります。健康で仕事にまい進できる状況でない自体も想定しながら、この40代という貴重な時間を使って、どのようにキャリアアップすべきかを考え、行動に移しましょう。
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