仕事を辞めたいと思ったら気持ちを後押しするアドバイスも必要
仕事を辞めたくて仕方がないと思ったとき、冷静になるための対処法をご紹介しました。
40代が「会社を辞めたい!」と思ったときに試して欲しい3つの対処法
もし仕事を辞めたくなったら、考えを改めてもらって在籍中の会社に留まるアドバイスのほうが多いように思います。
しかし仕事を辞めたいと思ったら、気持ちを抑えるだけでなく、転職や退職に向けて行動に移すアドバイスが必要なときもあります。今回は、退職や転職の決意を後押しするお話です。
仕事を辞めたいと思っていても簡単には辞められない
転職や退職はとてつもなくパワーの要る、人生の大イベントです。
慣れていた職場から、全く知らない環境へ飛び込むのですから、誰でも疲れます。そしてリスクも伴います。転職先が今の環境よりいい保証はどこにもなく、場合によっては面接時に提示された待遇より悪くなったり、人間関係に苦しんだりする可能性もあります。
そんなネガティブなシミュレーションを繰り返しているうちに、現職のままでいいと思うようになり、そのままズルズルと仕事を辞めたい気持ちに蓋をして、ガマンして働き続けているうちに、勤続10年の表彰を受けてしまう方はたくさんいます。
仕事を辞めたいと思っていても、現職に留まる理由は簡単に見つかりますが、リスクを背負ってでも新しい環境に飛び込んでチャレンジする気持ちは、そう簡単に湧き上がるものではありません。同じようなモチベーションがこの先も湧き上がってくるのか、自分に問うて欲しいのです。
仕事を辞めたいと思っていても、実は簡単には辞められないのです。
転職活動中に仕事を辞めたい気持ちの強さを知る
現職の仕事と転職活動を両立する中で、あることに気づきます。それは仕事を辞めたい気持ちの強さが、どのくらいかということです。転職活動中に疲れてしまい、これ以上活動が続けられないと思うのなら、まだ仕事を辞めなくても大丈夫というサインかもしれません。
そんな大変な思いをしてもなお、仕事を辞めたい気持ちに変わりがなければ、その気持ちは本物かもしれません。転職活動中に刺激をもらえる面接官に出会った、新しい仕事で人生が変わりそう、転職活動中にこうした出会いはよくあります。
転職活動は、仕事を辞めたい自分の気持ちがどれくらいかを測るチャンスであり、頭の中で考えるだけでは決して分かりません。頭の中でだけ考えていると、現職に留まるほうが優位になりがちです。
それくらい人間は環境の変化を求めない生き物ですし、コンフォートゾーンにいつまでも居たいのです。何か新しいことにチャレンジするには、それだけ意思の強さや決意が必要になります。
人生には勢いが必要な場面もある
仕事を辞める、転職を決断するためには冷静さが必要ですが、同じくらい勢いも大切です。その勢いに乗って、職場を変えたことによって、人生が好転する可能性もありますし、いい求人がそのタイミングでしか現れないこともあります。
未来のことは誰にも分かりませんが、後で振り返ってみたときに、あの時のあの決断のおかげで今の自分があると思えた経験はありませんか? あのチャレンジがなかったら、今の自分はなかったと思える人生の選択をした経験が、誰にでも1度はあるはずです。
改めて、その時に自分がどういう決断をしたのか思い出してみてください。そして挑戦して失敗したことよりも、何も挑戦しなかったことを後悔する人は本当に多いです。転職や退職に迷うくらいなら、実際に動きながら判断してもいいでしょう。
自分自身の気持ちが現職に留まるか、転職や退職を決意するか、どちらに傾いているかは分かると思います。その傾きに従って、本能のままに行動してみてもいいかもしれません。