仕事を辞めたあとの3つのポジティブな過ごし方
仕事を辞めたあとの自分を想像してみてください。
転職先が決まっている方なら、次の会社でやっていけるか、仕事についていけるかの不安が襲ってきますし、次の仕事を決めずに会社を辞める方なら、収入面の不安や次の仕事を見つけられるかの不安でいっぱいになります。
こうした仕事を辞めたあとの不安は、会社を辞める前にいくら考えても解決しません。転職であれば、新しい仕事に慣れてしまえば不安は解消されますし、仕事を失った場合は次の就職先が決まれば解決します。
仕事を辞めてしまうと、自分だけが社会のレールから外れた疎外感があるし、周囲に置いて行かれる感覚にもなるので、どうしてもネガティブになりがちです。しかし、自分の気持ちをどういう状態に持っていくのかは、すべて自分次第です。もしポジティブに考えるなら、こんなにたくさんの自由な時間を得られるのは、社会人になってどのくらいぶりですか?
仕事を辞めたあとのポジティブな過ごし方を、3つご紹介します。
支出の削減に取り組んでみる
一時的にでも仕事を失い、ブランクが生じてしまうと収入が途絶えてしまいます。また、転職の場合も、入社1年目の年収は入社のタイミングによって、前職よりも減少することもあります。
これまで当たり前のように、毎月入っていた給料がなくなったり減ったりして初めて、自分の支出のムダに気づくものです。ほとんど読まなかった新聞、近所のスーパーまでしか乗らない車、ムダに支払い続けていた駐車場代、入会してから全く通っていないスポーツジムなど、意外と不要な支出が放置したままになっています。
仕事を辞めたあとの空いた時間を使って、支出の削減に本気で取り組んでみましょう。削減効果は仕事が見つかるまでの間だけでなく、仕事が見つかって安定した収入が得られるようになってからも続くため、お金が貯まりやすい生活環境へ変化します。
副業に真剣に取り組む
仕事を辞めたあとのたくさんの時間を使って、ぜひ副業にもチャレンジしましょう。
収入が途絶えてしまった状況において、副業へのモチベーションは通常時とは違います。副業がきっかけで、本業が見つかる場合もありますし、セカンドキャリアへの足場固めになる可能性もあります。仕事を辞めて一旦リセットされた状態だからこそ、過去のキャリアに縛られれない、フラットな視点で副業も探すことができます。
もし失業手当を受給する予定がある場合の副業には、注意してください。ハローワークに正しい申告を行わずに、副業で収入を得ると不正受給とみなされる場合があります。
気分転換に旅行へ行ってみる
仕事を辞めたあとの時間を利用して、今まで行けなかった旅行に行くのはいかがですか? 特に海外旅行は、見たことのない景色や建造物、現地の人との交流で、自分の価値観が大きく変わるきっかけにもなります。
その価値観の変化から、今までのキャリアを生かした仕事ができるかもしれませんし、全く違った分野への挑戦を思いつくかもしれません。家と職場の往復だけでは決して見つからない、新しい視点が生まれるチャンスが旅行です。
どうしても仕事を辞めたあとは、将来への不安が大きくなり、ネガティブになりがちです。しかし、今まで経験したことがないほどの、たくさんの時間が使えるご褒美が待っています。お金を稼ぐことに重きを置いていた人でも、改めて時間の大切さを再認識できる機会になります。
次の会社の準備期間に充てる方もいますが、入社してからでも遅くはありません。というのも、入社前から準備したところで、新しい会社での信頼を積み重ねるのに、時間が必要だからです。信頼を積み上げながら新しい会社へ順応していって、半年から1年後くらいに企画を提案してみましょう。