転職エージェントに嘘をつかれた?年収が想定より少ない理由
転職エージェントのお世話になって、転職に成功しました。しかし新しい会社に入って、最初にもらった給与明細を見てびっくり。自分が想定していた月収より、はるかに少ない金額だったのです。
また年末の源泉徴収票の支払金額(年収)を見て、転職エージェントと話していた年収に到達していなくてショックを受けるケースもあります。転職エージェントに嘘をつかれた、だまされたと思う前に下記を確認してみましょう。
転職先の提示が理論年収だった
転職と年収にまつわる3つの嘘とは? の記事でご紹介しましたが、転職先の会社が理論年収で提示してくるケースがあります。理論年収とはあくまで理論上の年収を意味していて、会社の業績によってボーナスの金額が大きく変動すると、オファーレターで提示された年収を下回るケースがあります。
内定をもらった時のオファーレターを改めて見直しましょう。理論年収についての記載があれば、転職エージェントが嘘をついているわけではなく、会社の業績目標に到達できなかったために満額の支払いにならなかったのです。
転職活動中の年収は総支給額
30代の月平均の手取り額はいくらか?の記事で紹介しましたが、転職活動中の年収とは一般的には総支給額です。そこから社会保険料や税金が2割程度引かれて、手取りになります。
月々の生活費を計算する場合には手取りベース(入金ベース)で考えるので、税金など様々なものが引かれていることを忘れてはいけません。転職に成功して年収がアップしたつもりでいても、それ以上に所得税や社会保険料が増えていて、手取りでは思ったほど増えないケースもあります。
転職エージェントが嘘をついたと思う前に、所得税率や社会保険料がどう変わっているかを確認しましょう。ここまでは転職エージェントに非がないケースをご紹介してきましたが、転職エージェントが嘘をつくケースもあります。
求人情報がアップデートされていなかった
わたしの転職活動中に、個人でやっている転職エージェントに登録したときの話です。
転職エージェントから頂いた求人票に年収が書いてありました。たまたま複数の転職エージェントを使っていたので、もう1社の求人票を見ると、年収が数十万少なかったのです。応募してみると書類選考が通ったので、面接のときに年収を確認してみると個人でやっている転職エージェントの年収に間違いがあったのです。
意図的に嘘をついたわけではないと思いたいですし、年収の差もそれほど大きくなかったのでよかったのですが、年収がダウンする可能性もありました。転職エージェントによって、求人情報に差があると気づいた瞬間でした。
特定企業との結びつきが強い転職エージェント
特定企業と結びつきの強い、個人の転職エージェントを使って内定を頂いた経験もあります。
その方が元々勤めていた会社だったので結びつきが強く、その人のおかげで内定がもらえたのかもしれません。しかし内定をお断りしたのは、転職エージェントとして中立性に欠けていると思えたからです。
あまりにその会社をゴリ押しされたのと、オファーレターへのサインを急かす姿勢が嫌でした。本当に転職エージェントが言っている職場環境なのか、求人票の年収も嘘で、入社後に少なくなるのでは? と疑心暗鬼になってしまい、結局は別の会社を選びました。
転職エージェントの嘘を見抜くコツ
わたしのようにならないコツとして、複数の転職エージェントの利用をオススメします。
よく同じ求人を複数の転職エージェントから紹介されます。自分のキャリアやスキルにマッチする求人が世の中にあふれているわけではないので、求人が被るのです。全く同じ求人情報と思いきや、更新日の違いや内容が微妙に違っているケースもあるので照合して、嘘の情報を見抜きましょう。
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