40代でも年収が上がりすぎてしまう5つの転職事例

40代でも年収が上がりすぎてしまう5つの転職事例

せっかく転職に成功しても、年収が現状維持であったり下がったりする人の割合は、全世代で約6割もいると言われています。(2018年厚生労働省雇用動向調査)一方で、40代でも自分が想定していた以上に年収が上がりすぎてしまい、恐怖すら感じる人もいます。どうすれば年収が上がりすぎるような転職ができるのか、5つの事例をご紹介します。

職種・業種の平均年収が高かった

dodaが毎年調査している、平均年収ランキングはご存知ですか?

職種別で見ると、専門職と呼ばれるコンサルティングファーム・専門事務所・監査法人の2021年の平均年収は575万円です。技術系(メディカル/化学/食品)の平均年収は390万円なので、職種を変えるだけで平均年収は185万円も上昇します。わたし自身も20代のときにコンサルティング業界への転職に成功し、年収が上がりすぎて怖いと感じました。

業種別で見ると、サービス業の平均年収は367万円ですが、金融業界の平均年収は455万円です。サービス業から金融業界への異業種転職は難しいかもしれませんが、20代、30代であれば、ポテンシャル採用の可能性もあります。自分のキャリアに縛られたまま、同職種・同業種で転職を繰り返しても年収はなかなか上がりません。

日系企業から外資系企業へ転職した

中小企業から大企業へ転職すれば年収は上がりやすくなりますが、あくまで「上がりすぎ」に注目しているので、そう考えると日系企業から外資系企業へ転職すると、年収がジャンプアップする可能性があります。

外資系に特化した転職エージェントが多くありますが、日系企業に比べて平均年収が高く、採用が決まると企業側から年収の約3割の報酬をもらえるビジネスモデルにおいて、外資系企業のほうがうまみがあるので乱立するのです。

わたしはコンサルティングファームへの転職で年収が上がりすぎて、これ以上年収は上がらないと思っていたのですが、外資系企業への転職によって、さらに年収アップに成功しました。

駐在員として海外勤務になった

グローバルに展開している企業への転職で海外赴任が決まれば、年収は上がり過ぎます。具体的には駐在員として現地で働くと、日本での給与に加えて海外赴任手当が支給されます。日本に戻ってくるまでの間、年収はかなり上がりますが、その分物価も高い可能性もあるので、注意が必要です。

過小評価されていたが転職先で適正に評価された

個人レベルでは引く手あまたなスキルを持っているのに、たまたま在籍している会社の業績が不振、あるいは給与水準が低すぎたために、自分の年収が必要以上に抑えられている場合があります。転職エージェントに登録して初めて、自分のスキルが過小評価されていたり、年収が低く抑えられたりしていたことに気づき、ショックを受ける場合もあります。

優秀なネゴシエーターに巡り合えた

直接応募で転職活動すると、どうしても年収に対して妥協しがちです。こんな年収を提示してもらいすぎではないだろうか、最終面接で高めの年収を希望したら、落とされてしまうのではないかといった気持ちが働くからです。

年収が上がりすぎる人になりたいなら、転職エージェントに登録して、企業との年収交渉をお願いしてみましょう。担当のキャリアコンサルタントに対してなら、遠慮することなく自分の希望する年収を伝えられるのではないでしょうか?

以上、5つの転職事例をご紹介しました。GMOインターネット(株)のように新卒採用の時点から、エンジニアや統計の専門家など、高度な人材に絞って採用する会社も出てきました。年収が上がる人になるためには、自分のキャリアに固執するだけでなく、こうした転職事例も活用して、ジャンプアップを狙っていきましょう。

40代で年収が上がりすぎるケースはある?

40代でも、上記の5つの事例に当てはまる人はいます。

特に日系企業から外資系企業への転職の場合は、日系企業とは違う独自の年収テーブルを持っている場合があるので、年収が上がりすぎる可能性はあります。

またこれまで全く転職経験のない40代が初めて転職活動をして、面接中に同業他社の年収を知ったり、転職エージェントから紹介された求人票に書かれた年収を見たりして、いかに今まで年収が低く抑えられていたかを痛感するケースもあります。

40代で年収が上がりすぎるというよりも、これまでの年収が著しく抑えられていた反動と考えるべきでしょう。

40代から業界・業種の変更はハードルが高いと思うかもしれませんが、業種を超えてポータブルスキルをしっかり持っているのであれば、転職の可能性は十分あります。

例でも示したとおりコンサルティング業界などは、これまでのキャリアや経験が生かせる業界のひとつです。自分の経験なんて人に教えるものではないと思うかもしれませんが、クライアントは自分と違った会社の経験を知りたいものですし、経験者の話によく耳を傾けてくれます。

また40代であれば、20代30代と違ってマネジメント経験のある人は多くいるので、マネジメントスキルを生かして年収を上げる転職もできます。チームビルディングやマネジメントは難しいので、年収を多く払ってでも来てもらいたいと考える会社はあります。

これまでの自分のキャリアに市場価値はあるのか、今の自分の年収が市場と乖離していないか、転職エージェントに登録して調べてみるといいと思います。市場価値のあるキャリアであれば、40代という年齢に関係なく、年収がジャンプアップする可能性はあります。

自分の市場価値を知らずに働き続けるのはもったいないので、40代で1度も転職経験がないのなら、転職エージェントに相談してみましょう。

CanWillとは

『Can Will』では、第一線のキャリアコンサルタントが、ミドル・シニア世代のあなたの強みや志向を掘り下げて、納得感の高いキャリア相談を行っています。 「転職すべきか、今の会社で働き続けるべきか?」、「自分の強みが分からない」、「職務経歴書の書き方が分からない」、「自分の市場価値について客観的な評価ほしい」。 このようなキャリアに対するお悩みやモヤモヤがありましたら、ぜひ一度『Can Will』のキャリアプロフェッショナルにご相談ください。