キャリアを活かした転職 年収相場はどれくらい?

キャリアを活かした転職 年収相場はどれくらい?

今のキャリアで転職した場合、年収はどれだけもらえるのか? 自分の市場価値や年収の相場観を知ったうえで、転職を検討する方も多いと思います。この記事では年収相場を知るためのシミュレーションサイトの紹介や、それ以外の年収相場を調べ方についてご紹介します。

年収診断サイトで自分の年収相場を調べてみると

年収査定サイトで自分の年収相場を調べてみると、当たらずといえども遠からずといった年収が算出されると思います。理由は、年収査定サイトには前職の年収を入力する欄があって、その年収を基準にしてどのくらい増減するかをシミュレーションしているからだと思います。

年収の相場観が分かったとしても、実際の年収はまた別の話です。転職する企業によって年収は大きく変化しますし、キャリアチェンジして業種が変わってしまえば、シミュレーションにはない年収額になる場合もあります。さらに日系か外資系かによっても年収相場は大きく変わるので、年収査定はあくまで参考程度に考えておくのが、最も正しい使い方のように思います。

年収相場を調べられる6つのサイト

年収相場を調べられる、年収査定サイトを6つほどご紹介します。サイトごとに入力項目は違っていますし、はじき出される年収の金額も違います。全部のサイトでシミュレーションしてみて、だいたいの相場観をつかんでみるといいかもしれません。

年収診断・年収査定シミュレーション(PASONA)

診断冒頭に、転職活動を成功させるために大切な要素は何かという6つの質問があります。入力後は、学歴や転職回数、業種や職種を入力する一般的なプロセスですが、冒頭の質問は転職において重要なポイントになるものです。

参考:年収診断・年収査定シミュレーション

年収査定(doda)

自分のキャリアデータと、200万人近い転職者のビッグデータから年収結果を予測し、1円単位で表示されます。また30年後までの年収推移グラフが表示されますし、dodaを利用して転職に成功した事例も紹介される珍しい査定サイトなので、1度利用してみてください。

参考:年収査定

市場価値診断(ミイダス)

会員登録をしなくても、あなたの経験やスキルを求めている企業数や似たキャリアの人がもらったオファーの年収額が表示されます。学歴や経験したスキル、今勤めている会社の社名など細かく入力が必要で、会員登録をすれば具体的なオファー内容やコンピテンシー診断などが受けられます。

参考:市場価値診断

年収査定サービス(キープレイヤーズ)

シミュレーションサイトでは珍しい、「人力」による回答が得られます。LINE@のお友達登録後に5つの質問の回答を送り、さらに詳細が知りたい場合は、仕事内容などを詳細に書く必要があります。人が回答する年収査定サービスは、他にないと思います。

参考:年収査定サービス

年収査定(マイケル・ペイジ)

役職名、職種、業界、現在の年収を入力すると、職種別平均年収との比較結果が表示されます。自社データに基づいた年収の算出で、外資系に強い会社なので他とは違った年収が算出されるかもしれません。

参考:年収査定

年収査定(PROSEEK)

こちらも勤務地と年齢、職種、学歴、経験者数のみから年収が算出される、シンプルなシミュレーションサイトです。そのため年収のレンジが広く表示されます。入力項目が少ないので結果がすぐ分かるメリットはありますが、他のサイトと併用したほうがいいかもしれません。

参考:年収査定

次のキャリアがなんとなく決まっている場合の年収相場の調べ方

上記の年収査定サイトよりもこちらの年収相場の調べ方のほうが、よりリアルな年収に近づきます。

もし転職先がだいたい決まっている場合は、年収査定サイトではなくその会社に過去に勤めていた方の年収を直接調べたほうが、リアルな年収に近づきます。その場合に参考にするのは、転職口コミサイトです。勤務年数やポジション、職種などから、その会社の年収のリアルを知ることができます。

同時に同業他社の年収も調べてみると、その業界全体の年収相場観をつかめますし、同じ業界であっても年収の格差がだいぶあることまで分かります。高い年収の会社から優先順位を決めていく方法もありですし、年収ではなく会社の雰囲気や福利厚生、仕事内容などを大切にしてもいいでしょう。

転職口コミサイトでは、年収以外に勤務先の内部事情まで分かります。現役だけでなく、過去に働いていた人の場合は個人的なバイアスが大きく掛かっているので、その点は割り引いて判断しないといけません。それでも、年収相場を調べながら、会社の雰囲気までつかめるのはありがたいです。

Openwork(Openwork)

転職口コミサイトの老舗で、vorkersという名前で覚えている方もいるかもしれません。ユーザー登録を行ったあと、在籍経験のある企業のレポートを投稿するか、転職サービスを利用すると、たくさんの社員の口コミの閲覧ができます。レポートに回答しなくても、有料で口コミの閲覧が可能です。

参考:Openwork

転職会議

基本的な仕組みはopenworkと同じですが、投稿したユーザーのデータから月の残業時間の平均や年間の有給消化率の平均が会員登録をしなくても閲覧できます。詳細なデータは会員登録しないと見られませんが、企業をレーダーチャートで評価するなど、ビジュアル的にも見やすいサイトです。

参考:転職会議

年収相場を調べている段階では、それほど転職に対して本気でないかもしれません。もしすぐにでも転職活動を開始するのなら、後者の転職口コミサイトを使うと思います。さらに転職エージェントを使った転職を検討する状況にあるとしたら、そこで年収相場を教えてもらうのもありです。

キャリアコンサルタントから提示されたいくつかの求人票に書かれている年収を平均してみると、あなたの価値や年収相場観も分かります。ただ求人は生ものであり、タイミングや社会的情勢によっては、通常の年収相場よりも低くなる場合もあるので、景気のいいタイミングで転職するに越したことはありません。

CanWillとは

『Can Will』では、第一線のキャリアコンサルタントが、ミドル・シニア世代のあなたの強みや志向を掘り下げて、納得感の高いキャリア相談を行っています。 「転職すべきか、今の会社で働き続けるべきか?」、「自分の強みが分からない」、「職務経歴書の書き方が分からない」、「自分の市場価値について客観的な評価ほしい」。 このようなキャリアに対するお悩みやモヤモヤがありましたら、ぜひ一度『Can Will』のキャリアプロフェッショナルにご相談ください。