自分のキャリアにマッチしたグローバル企業に出会える? 外資系転職エージェントの特徴

自分のキャリアにマッチしたグローバル企業に出会える? 外資系転職エージェントの特徴

世界に展開するグローバル企業への転職や、海外に本社を置く外資系企業への転職の際はぜひ、転職エージェントを活用しましょう。わたしが実際に利用して感じた、日系企業が運営する転職エージェントとの違いをご紹介します。また40代にオススメしたい転職エージェントを最後にご紹介します。

グローバル企業の求人は厳選されている

まず紹介してもらえる求人件数ですが、日系の転職エージェントに比べ、外資系エージェントはそれほど多くはありません。理由のひとつは、外資系は業界特化型が多いためで、その代わり自分のキャリアにかなりマッチした求人が紹介されます。

外資系転職エージェントといっても、消費財に強い、金融系、製薬系、コンサル業界、IT系に強いなど、専門分野が細分化されています。日系の転職エージェントも、専門分野ごとに部署が分かれているところもありますが、外資系企業への転職はやはり外資のエージェント使うべきでしょう。

外資系転職エージェントの求人はそれほど多くはないので、複数の転職エージェントを併用したほうがいいです。また、自分の希望する転職のタイミングと合致しない場合もあるので、まずは登録しておいて、1年や2年という長期スパンで求人の連絡を待つといいと思います。日系企業に比べると、外資系企業のほうが流動性が高いので、ポジションによく空きが出ます。

外資系企業やグローバルに展開する企業の特徴として、良くも悪くもビジネスを急転換することがあります。日本支社が何か言ったとしても、海外本社の意向が強く働き、急にポジションがなくなったり、逆に採用を増やしたりと日系企業にはないスピード感で驚きます。

もうひとつ、外資系企業にしかない職種があるので、外資系転職エージェントであれば、そういった職種にも理解があります。わたしはそういう職種に該当していたので、エージェントからポジションの空きの連絡をよく頂きました。またリファラル採用も活発で、職種に対応できる人材が少ないためか、友人や元同僚からよく声が掛かります。

日系の転職エージェントと比べると、紹介してもらえる求人の平均年収は高くなりますし、入社時の年収交渉も転職エージェントを通して、日系のときよりも大胆に年収アップを狙ってうまくいく可能性もあります。

グローバル企業への転職で気になる英語のスキル

外資系企業やグローバル企業へ転職する際の求人票を見ると、英語の会話レベル(日常会話レベルかビジネスレベルか)、読み書きレベル(メールで英文のやりとりができる)などを記入する欄があります。

自分の英語レベルが求人票のレベルに達していないから応募しないのではなく、とりあえず応募してみる価値はあります。なぜかというと、全く英語レベルが基準に到達していなくても、転職後に英語を勉強して、身に付けてくれればいいと考えている外資系企業も多くあるからです。

もちろんポジションによっては、英語が即戦力でないと務まらない場合もあるので、正直に自分の英語レベルを伝えて、少しでも可能性があるのなら、応募してみましょう。ちなみに外資系転職エージェントであれば、自分に英語力がなくても履歴書や職務経歴書の翻訳はしてもらえます。

また転職活動をしていて、年収やポジションに男女の格差を感じているようであれば、女性の外資系企業やグローバル企業への転職は特にオススメです。日本の大手企業でも、ジェンダーギャップを解消すべく動き始めている会社は多くありますが、旧態依然とした企業もまだまだ存在します。

グローバルで展開している企業であれば、女性の管理職も多いですし、役員クラスでも女性はたくさん活躍しています。日系企業を中心に転職活動していた人もぜひ、外資系・グローバル企業に強い転職エージェントを活用してみてください。

40代にもオススメしたい外資系転職エージェントへの登録からのキャリアアップ

40代の年齢の壁はありますが、外資系転職エージェントの登録にチャレンジしてみましょう。40代になると日系の転職エージェントも、20代や30代の時のように登録できるわけではないので、どちらにせよチャレンジになると思います。

外資系をオススメする理由は、ひとつ前でジェンダーギャップの話をしましたが、年齢に関しても日系企業よりも寛容な考えを持った企業が多くあるからです。

例えば女性の場合、日系企業よりも外資系企業のほうが40代女性の管理職や役員を多く見かけますし、活躍している女性社員が多くいます。おそらく年齢や性別ではなく、仕事そのものに対して評価をする会社が多いからだと思います。

今まで外資系企業で働いた経験がない人にとっては、いきなり40代で外資系の転職エージェントを使うことに抵抗があるかもしれません。しかし日系の転職エージェントにはない求人が多くありますし、自分が知らないキャリアにマッチした職種に出会えるかもしれません。

英語などの語学力については、必ずしもビジネスレベルが必要になるわけではありません。職場や職種によっては、簡単な読み書きだけできればいい場合もありますし、日本にいる限りはそれほど英語を必要としない職場もあります。

外資系企業で働くと、職場の雰囲気や上司の職業観や家族観も違いますし、仕事への向き合い方、ワークライフバランスの考え方、休暇の取り方など、日系企業にはないものがあって、自分の人生にいい影響を及ぼすと思います。

普通の転職でさえ厳しい40代ですが、たくさんチャレンジして成功の可能性を広げてみるといいと思います。チャレンジしないことには、次の道は開けません。日系企業の転職がうまくいかなくても、外資系ならうまくいくケースも考えられるので、選択肢のひとつに加えてください。

 

CanWillとは

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