転職に悩む40代が読むべき3冊の本

転職に悩む40代が読むべき3冊の本

40代で転職を検討している方にオススメしたい、読むべき3冊の本をご紹介します。

幅広いジャンルの読書は、できているでしょうか? ひょっとすると、仕事上の悩みを解決するためのビジネス書や自己啓発書に偏った本の読み方になっているかもしれません。40代になってから読むべき本は、インプット中心ではなく、読書後に具体的な行動やアウトプットに落とし込める内容のものをオススメします。

40代でシフトする働き方の極意(青春出版社)

元外務省主任分析官の作家・佐藤優さんが40代に向けて書いた本です。

帯にある文言「仕事人生の後半戦は、捨てる力が左右する」に、ドキッとした40代もいるかもしれません。40代で仕事に忙殺され、ただ時間が過ぎていく毎日に悩んでいる会社員は特に、一度立ち止まってこの本を読むべきです。

40代の働き方、発想力、リーダーシップ、人脈と友人関係、時間の使い方と学び方、人付き合い、過ごし方の7章からなっているこの本で特に印象に残った言葉が「40代で訪れるキャリアのつまずきを利用する」です。

40代まで順調にキャリア形成ができていた人でも、予想していなかった出向や転籍、リストラなどで思わぬキャリアチェンジに直面することがあります。佐藤氏はそうした状況に追い込まれたほうがむしろ、その後の人生にとってはプラスになると説いています。今回ご紹介した3冊の中で、最も40代の転職に直接的な内容です。

思考の整理学(ちくま文庫)

お茶の水女子大名誉教授だった外山滋比古先生の超ベストセラーで、一度は読んだことがあるかもしれません。

40代の転職と直接関係する本ではありませんが、これまでのキャリア形成を知識のインプットでやってきた方は、1度読むべき本だと思います。外山先生は本の中で「詰め込み型の勉強法が有効なのは30代まで」と言っています。

日本では多くの知識を詰め込むことが評価されがちだが、本当に大切なのは思考力です。特に40代になったら、自分で考える癖や力を身につけるほうがより大切になります。「知識と思考力は反比例する」という言葉も刺激的で、40代以降の読書のあり方について考えさせられる本です。

非属の才能(光文社新書)

『Bバージン』や『ゼブラーマン』でおなじみの漫画家・山田玲司さんの著書です。40代になっても、自分のやりたいことが見つからない、転職を何度も繰り返している方はこの本を読むべきです。

「本質的なことを考えずに、群れの中をうまく泳ぐことだけにエネルギーを注ぐと、自分の人生を好転させるのは難しい」という言葉は、40代まで会社勤めをしてきた方なら、誰でも思い当たる節があるはずです。

「変わりもののいない群れに居ると、同じ意思決定が繰り返され、やがて群れごと淘汰されてしまう」という言葉に、時代の変化についていけない自分の会社と重なる方もいるでしょう。そんな環境下で働く自分自身はこれでいいのかと、考えさせられる本です。

40代で転職を実現するために読むべき本の特徴

これら3冊の本は、転職活動の悩みを直接に解決する本ではありません。しかし40代以降の働き方や、これまでの読書の方法、組織に属することの「本質」を深く学べる3冊です。目の前の仕事より、本からの刺激が人生において大切な場合もあります。

転職活動を決意したということは、現状を変えたいと思っている証拠です。しかしすぐに行動に移すのは簡単ではありません。転職のように環境が変わる人生の大きな決断は、自分ひとりだけでは判断できないことも多いからです。

年収の変化によって家族を養えるか、自分の生活はやっていけるのかなど、さまざまな条件の中で行動に移さなければなりません。転職に踏み切るかを悩んで迷ったあげく、40代の転職の際に読むべき本に頼ろうと考え、この記事にたどり着いたのだと思います。

何かを変えようと、本を手に取る行動だけでもチャンスだと思います。どうしても忙しい仕事や生活がルーティーン化されていくと、40代から先の人生について考えることを先送りしてしまいがちです。そのままズルズルと時間だけが経過してしまって、気づいたら40代が終わってしまっていたなんてことにもなりかねません。

40代で読むべき本は具体的な転職ノウハウのよりも、これから先の人生を提示し、行動を支援してくれる本を読むべきです。初めての転職や久しぶりの転職であれば、1冊くらいはノウハウ本を読んでおいたほうがいいと思いますが、あまりノウハウばかりを積みあげるのはオススメしません。

また40代の転職活動は、若い頃の転職活動と違って苦戦が予想されます。そんな時でも諦めず、心が折れることなく、転職活動が続けられるメンタルを持っているのかも大切です。もしメンタルの強さが足りないようなら、粘り強く物事を続けられる本を読んだほうがよっぽど転職の成功につながります。

勉強は学生時代で終わりではなく、40代になっても学び続ける姿勢が大切です。そのために本を1冊手に取って、まずは刺激を受けるところから始めてみてください。その刺激をきっかけに、人生を通した学びや学習の機会を作っていきましょう。目の前の転職は大切ですが、その先の人生はもっと大切です。

CanWillとは

『Can Will』では、第一線のキャリアコンサルタントが、ミドル・シニア世代のあなたの強みや志向を掘り下げて、納得感の高いキャリア相談を行っています。 「転職すべきか、今の会社で働き続けるべきか?」、「自分の強みが分からない」、「職務経歴書の書き方が分からない」、「自分の市場価値について客観的な評価ほしい」。 このようなキャリアに対するお悩みやモヤモヤがありましたら、ぜひ一度『Can Will』のキャリアプロフェッショナルにご相談ください。